ライカの標準レンズエルマーもテッサー型
Elmar 50mm F3.5  左のレンズは昭和7年(1932)頃に作られたうライカの標準レンズ、エルマー5cm F3.5である。昭和7年頃といえば、II〜III型ライカの時代でようやく距離計が連動し、スローシャッターが使えるようになった頃である。
 エルマー5cmは大正13年(1925)にライカ1型用として発売され、その後37年間、ライカの標準レンズとして生産された名玉である。当時クロームメッキの技術はまだなく鏡胴はニッケルでできている。そのため古いエルマーは「ニッケルエルマー」と呼ばれることもある。


Leica IIIf  この昭和初期のレンズは今でも現在のライカに付けて撮影することができる。ライカのほとんどの交換レンズは最新のボディで撮影可能である。エルマーは現代のレンズのような高いコントラストは望めないが、それでも十分シャープな描写を見せてくれる。普通に撮っている分には立派に現在のレンズに対抗し得る実力をもっている。
 写真は私が散歩カメラとして使っているライカIIIfで外付けファインダーとともにいつもこのエルマー50mmF3.5が付いている。沈鏡胴と呼ばれる作りで使わないときはレンズをボディに沈めておくことができるので携帯にはまことに具合がいゝ。散歩には明るさF3.5は十分であり、レンズ単体の重さは120g、軽くてなかなか手離せないレンズである。


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