スクリューマウント・ライカ・比較表
Leica III ライツの技師オスカーバルナック(1879-1936)が基本的な設計をしたことから、ライカM3以前のライカをバルナックライカと呼ぶこともある。海外ではスクリューマウントライカという表記が一般的である。
ライカ 製造
初年レンズ
交換RF 吊環 スロ
ー高速 シン
クロ備 考 1 A 1925 − − − − 500 − ライプチッヒ見本市でデビュー 2 B 1926 − − − ○ 300 − コンパーシャッター付き 3 C 1930 △ − − − 500 − 指定レンズのみ交換可能 4 II 1932 ○ ○ − − 500 − 初のRF、日本名D2 5 III 1933 ○ ○ ○ ○ 500 − 初のスローシャッター、日本名D3 6 IIIa 1935 ○ ○ ○ ○ 1000 − 高速が1/1000秒になる 7 IIIb 1938 ○ ○ ○ ○ 1000 − アイピースの間隔が狭くなる(20-->6mm) 8 IIIc 1940 ○ ○ ○ ○ 1000 − 戦前型、初のダイキャストボディ 9 IIIc 1945 ○ ○ ○ ○ 1000 − 戦後型 10 IIc 1948 ○ ○ ○ − 1000 − スローなしモデル 11 Ic 1949 ○ − ○ − 1000 − RF、スロー無し。顕微鏡用など特殊用途 12 IIIf 1945 ○ ○ ○ ○ 1000 ○ ブラックシンクロ 13 IIIf 1950 ○ ○ ○ ○ 1000 ○ レッドシンクロ 14 IIIf 1954 ○ ○ ○ ○ 1000 ○ セルフタイマー付き 15 IIf 1951 ○ ○ ○ − 1000 ○ スローなしモデル 16 If 1952 ○ − ○ − 1000 ○ RF、スロー無し。顕微鏡用など特殊用途
◎スクリューマウント・ライカについての考察
Leica IIIf
Self Timer
1 フィルムの装填 今のフィルムはそのまゝでは先ず装填できない。フィルムの先端の細い部分(約4cm)を11cmくらいまで挟みなどを使って延長するのがベスト。フィルムを切らない場合はテレホンカードなど巻き取り軸の近くに差し込んで装填する方法もある。 2 アイピース 測距用とビューファインダーの覗き窓別々に分かれている。いわゆる「一つ目」にはなっていない。IIIa より前のモデルはその間隔が約20mm離れている。IIIb以降のモデルから6mmに狭まった。 3 シンクロ接点 シンクロ接点はIIIf から。初期の俗称「ブラックシンクロ」はシンクロダイアルを"2"に合わせると1/30秒以下で今の電気ストロボに同調する。「レッドシンクロ」は"20"の位置で1/50秒以下のスピードに同調する。 4 ボディ IIIb までは板金ボディ。IIIc から軽合金のダイキャストボディになり、縦横が約2cm大きくなった。 5 シャッター II型まではスロースピードなし。高速はIII型までは1/500秒、それ以降は1/1000秒になる。IIc、Ic、IIf、If はスロースピードなし。 6 アイレット II型まではアイレット(吊環用)がないので要注意。 7 セルフタイマー IIIf の最終モデルのみ。
本ページは「ライカマニュアル」(浦郷喜久男著 日本カメラ社刊)を参考にしました。