宮間利之とニューハードを聴いて


 先生方の感想

 生徒の反響大きく話題に

 内容についての苦言は、二人だけです。
一人は、「クラシックにしろ」もう一人は、「ジャズの歴史は、黒人の苦悩から出発したものである。その内容が説明に入っていない」といった内容でした。
 その他は賛同ばかりです。係として、ほんとうにうれしく思いました。
 「ジャズは、うるさいだけかと思ったけれど、こんなにいいものとは」
 「ばかうけしたなあ、こんな文化鑑賞何年ぶりか」とか、さまざまあり、よかったです。
 生徒の反響も大きく、欠席者が、話題に参加できず残念がっていました。
 感想文等、またまとまりましたらお送りします。(大阪成蹊女子高等学校 中川 徹)


 ユニークな芸術鑑賞

 私のクラスの感想文を読みますと、私共が予想していたより大きな感動と新たな認識を持ち、大変好評でした。教育的な観点からも大変良かったと職員一同感激しております。私共担当者としても、今までに無いユニーク?な芸術鑑賞が成功裏に終了出来た事を、心から感謝致しております。
 今後、再度お世話になる事もあるかと思いますが、その節はどうぞよろしくお願い致します。(旭川大学高等学校 渡辺幸夫)


 迫力のあるサウンドに感激

 6月7日日本校講堂で「宮間利之とニューハード」による本格的なジャズの演奏会が行われた。これは視聴覚部の先生方が新しく企画されたもので、本校の音楽鑑賞会でジャズの演奏会が行われたのは初めての試みである。今年は高校生の数が多く、1回では講堂に入りきれないため2回に分けられ、保護者の方も数十名が演奏を聞きに来校された。「ニューハード」は35年前に結成されて以来、日本を代表するジャズのビッグバンド。最初の曲「A列車で行こう」から最後のアンコール曲まで、私たちはそのエネルギッシュなサウンドに圧倒され続けた。曲によっては各種の管楽器がソロ演奏をたっぷり聞かせる。本校のある吹奏楽部員は「どうしたらあんなに速く指が動き、すばらしく冴えた音色が出るのだろう」と感嘆していた。ドラムソロの時はスティックの先が折れて空中に舞い上がり、全身を使っての演奏ぶりに、聞いている私たちも思わず手に汗を握った。(中略)トップレベルの楽団によるジャズ演奏を中学生やもっと多くの保護者の方にもお聞かせしたかったと思う。(日本橋女学館新聞 編集委員)


 ジャズは身近な芸術

 芸術というものは、音楽や美術を含めて色々とありますが、それらはみな人の心をなだめてくれるものだと思います。
 私が高校1年、2年の時の芸術鑑賞会は、それぞれがすばらしい映画でした。その時はその映画に感動していましたが、映画というのはあまり、その芸術が身近に感じられず、一部分の感動しか心に残りませんでした。
 しかし、私の高校生活最後の芸術鑑賞会は本当に心に残るものとなりました。
 最初ジャズと聞いた時は、ぱっとしませんでしたが、実際に生演奏を聞いてみると、どんな種類でもやはり音楽は身近な芸術であって、リズムに合わせて手拍子をとるだけで、自分も参加しているのだという満足感と、プロの方々のすばらしい演奏に感動しました。
 また、学校中一体となって鑑賞したというあの惜しみない拍手。これこそすばらしい芸術、そして芸術鑑賞会なのだと思いました。(名商大付属高校女子部 3年秘書科1組 入江のり子)


 「ニューハード」を聞いて

 ぼくは、3月9日に三年生を送る会へ行きました。お昼で、文化会館へ戻りました。
 ニューハードの、ステージへ来て、ピアノ、ギター、トランペット、サックス、ドラムバンドなどの楽器を使っていました。
 いろんな音楽を聞きつづけました。聞き終わったら、応援ではくしゅし、にぎやかに楽しんで騒ぎました。ぼくは、ニューハードを楽しく聞けるようになりました。(柏第二中学校 O)

 この生徒は障害児学級の三年生です。自閉症で音に対して抵抗感があり、すぐ耳をふさいでしまいましたが、文化会館では一度も耳をふさぐことなく楽しく聴いたり見たりすることができました。本人もそのことがうれしかったらしく「楽しく聞けるようになりました」と喜びを表現しています。(柏第二中学校障害児学級担任 染谷 昇)


 アドリブのすばらしさは圧巻!!

 先日は、本校の芸術鑑賞会にご来演いただきありがとうございました。
 本校の生徒にとって、生でビッグバンドを聞くというのは、はじめての経験でしょう。私自身ジャズが好きでよくLPやCDを聞くこともあって今回の鑑賞会を企画いたしました。終了後、何人かの生徒から直接、すごい演奏だったこと、特にドラムやピアノに圧倒されたこと、録音テープを貸してほしいことなど話があり、改めてライブの持つ力を感じさせられました。

 今回の「鑑賞会」で感じたことは、まずジャズの基本的な歴史が一通りわかり易く解説されたということです。軽妙な話術とアレンジが生徒にとってジャズを理解する何よりの学習となったことでしょう。
 また、その演奏も迫力がありました。特にアランフェス協奏曲でのトロンボーン・トランペット・ピアノの各ソロの即興演奏アドリブのすばらしさは圧巻でした。これこそジャズの真骨頂を示したものだなと自然に体が納得してしまう程でした。第三に生徒のリズム参加も普段の生徒からは想像できない恥ずかしがりかたを見ることもできました。
 こうして1時間半という時間があっという間に過ぎてしまった「鑑賞会」でした。これがきっかけとなってジャズというジャンルの音楽を理解し、ジャズに興味を持つ生徒が少しでも増えていけばいいなと思っています。多くの国民が優れた文化に接し、その良さを理解できていくことが、その国の文化を高めていく確実な道であると思いますので、「宮間利之とニューハード」の皆様がこうした演奏活動を通じて一層貢献されますよう期待しております。それではまたお目にかかることができるのを楽しみにしております。(名古屋商科大学付属高校男子部 長畑 実)

 高校生の感想

 ジャズを聞いて

 今回の演奏会の前に授業でジャズについて習いました。それまでは私はジャズってパーカッションがうるさいだけだと思っていました。ところがいざ聞いてみると、クラシックとはちがうなんとも言えないものがあると思いました。なんか心のまん中をグッと握られたような今までにない感じです。クラシックでもロックでもない新鮮なものだと思いました。と同時に黒人のソウルのすごさに驚きました。平和な日本で苦労を知らずに育った私にはちょっとしたカルチャーショックでした。それからどんなに演奏会が待ちどおしかったか・・・。そして当日。演奏項目を見るとけっこう知っている曲があり、身のまわりにあったすばらしいものに気づかなかったことが恥ずかしかったです。演奏がはじまると本当に知らずのうちに手拍子するほど楽しかったです。ソリストの方のアドリブにはただただ感激するだけで思わず声をあげてしまいました。そんな超ノリまくったジャズにすっかりすいこまれてしまいました。また音楽のはばが広がりとてもうれしかったです。(千歳高校 2年4組 山田祥子)


 芸術教室の感想

 あの日の午後は、いつもの午後とは全く違った雰囲気に満ちあふれていました。閉じてしまいがちの重い午後のまぶたを開けてくれたのは、軽妙なリズムのジャズでした。館内は異様な感じがし、心の底から湧きあがってくる何かを押さえきれませんでした。今までジャズというものにあまり親しんだことのないと思っていた私でも、知ってる曲が多くジャズとは、私たちの生活に身近なものだと再認識させられました。この芸術教室を通して私の視野も広まったような気がします。(青森県立三本木高等学校 1年9組 本田 恵)


 ジャズ音楽を聴いて

 ポピュラー、ロックなど現代人は今や騒音に近い程の刺激のあるのりのいい音楽を好む。大人たちには理解し難い、手の届かない音楽を耳にしている若者に、果たしてジャズが立ち入れるか・・・。聴く以前から少し不安が頭の中にあった。しかし実際には、ジャズに食べられてしまったのである。
 オーケストラまではいかなくても、音器の種類は豊富である。しかしもっと凄いのは、音の重なりのきれいなところである。ずれをみせずにそして何色かの音の重なりを1つ1つみんなの耳にはこぶのだ。これが”ジャズ”なのかとみんなの顔は少し慌て気味。頭の中に固執していたジャズの雰囲気は、たった一つの音によって破壊された。何時の間にか、みんなはジャズの世界に音と一緒になって楽しみ出して、手は何度もリズムに合わせて拍子をうっていた。あの光景は今でも覚えている。
 風潮というのはこわいもので、マスコミに形づくられた魂である。若者は人気のある、流行しているものをやたらと手をつけたがる。昔の音楽、日本古代の音楽、そんなものは音楽じゃない、聴くものじゃないと思っている。ジャズだって似たようなものだ。クラシックとはやはり少し違うが、選曲からいえばムード楽BGM的なものが多かった。にもかかわらずのりがいい。曲もいい。そして楽団の持ち合わせている雰囲気もいい。普通の交響楽団と違って、よそよそしくない。演奏者なんだけど、きく人に違和感を感じさせず、要するに一体化しているのだ。ジャズの魅力を楽団の魅力の一部として、活動できる方々をとてもうらやましく思う。今のままで現代人の頭を180度、かえてあげてその個性を持ち続けてもらいたい。(呉三津田高校 1年5組 磯道りえ)


 中学生の感想

 音楽鑑賞教室

 僕は今まで、ジャズを劇場で聴いたことがなかった。というのは、今までジャズに限らず、音楽に対して特に興味がなかった。だからはっきり言って音楽鑑賞教室もあまり期待していないかった。でも、ジャズについてや、ジャズを楽しく聴くにはどうするのか、など初めてで、何も分からない僕にもよく分かるように説明してくれたので、何だかうれしくなった。その時初めて、「音楽を早く聴きたい。」と心から思った。そして曲が始まった。最初は、耳にズンズンと響きすぎるのがいやだったが、手をたたいたり、体でリズムをとったりして聴いていると、そんなことはなくなった。いや、むしろ耳に響くのがよくなった。また、知っている曲が演奏されたときは、最後まで聴いてみたいと思った。
 たった1日で、僕は心から音楽が好きになった。これは僕だけではないと思う。僕は、音楽は人の心に明るさをもたらすと本当に思った。その中でも、ジャズは聴いていて楽しいし、激しい音が耳に響いて、思わず踊りそうになるくらいにリズムにのってしまう。
 これからは改めてジャズに限らず、様々な音楽の曲に親しみ、それぞれの良い所を見つけていきたいと思う。(日大豊山中学 3年A組 高城安秀)


 未知の素晴らしい世界

 まず、なんといっても”最高”----の一言でした。演奏を聞く前は「ジャズなんてあまりおもしろくないだろう。」などと思っていました。ところが、初めの曲を聞いてから、その絶妙なリズムと、一つ一つの楽器の迫力ある音に、心の奥から勇気が出てきて、胸の奥からは、その、なんというか、真心のあったかみが聞こえてくるようでした。そして、こういったジャズが、当時苦労した黒人奴隷の励ましの歌だということでよけいに感動的になってきたように思います。でも、とにかく今回の宮間利之とニューハードの人たちはすごい! そのメンバーの1人1人が、決して手抜きをしない迫真の表情で、なお僕たちの知っている曲をジャズ風に直してくれた演出にも感謝というか大きなはく手をしてあげたいです。
 最後に、この90分間、宮間利之とニューハードさん達は僕達に、”ジャズ”という未知の素晴らしい世界を教えてくれたんだと思います。最高でした。(藤沢市立湘南台中学校 1年3組 石井洋介)


 「JAZZ」を聞いて

 私は、はじめにあまりの音の大きさに驚かされました。しかしそれは、しだいに「楽しさ」に打ち消されてしまったように思います。
 その楽しさを覚えたのは体だったと思います。今まで何度か経験したことのある「クラシック」などとはちがい、体が自然に反応してしまい、音にうちとけてしまったようでした。
 「クラシック」も「JAZZ」も同じ音楽ではあるが、どこかが違うと私は感じました。
 それから、演奏してくださった人々はみんな真剣で、生き生きしていました。自分のやりたいこと、好きなことをみつけて、それを「仕事」としている人々の顔は、とても輝いて見えました。また、とてもうらやましくも思います。「夢」それを自分のものにすることは、すばらしいことであると同時に、とてもつらいことだと思います。それをのりこえ自分の夢をつかみとった人々は、さまざまな苦労にたえ、自分の道を確実に進んでいくと思います。
 「ニューハード」の演奏はすばらしかったと思います。みんなの心が、音となって私の心の中に響きました。
 私は、みんなの一生懸命な姿をみて自分のことをふと思いました。「私は”受験生”という立場jに立たされているにもかかわらずあんなに一生懸命がんばったことがあるのだろうか」と・・・
 だれもが、最初からなんでもできてしまうはずがありません。すばらしい舞台の裏にはきっと毎日の努力が、かくされていると思います。私は、その努力をしているのだろうか・・・。
 今私は、自分をみつめ、自分の努力のたりなさに反省しています。3月、自分の舞台ですばらしい結果を得るために、私もがんばろうと思います。
 最後に、「ニューハード」のみなさんには、これからもがんばってほしいと思います。そして、たくさんの人々に、夢と希望をあたえてほしいと思います。(館林一中 3年4組 岡村真理子)



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