2005年
9月にはしばらくお休みを頂いていたルパンがさくらんぼに帰ってくる。これに先駆け?、2002年初夏さくらんぼのアイビーに巣をかけたハトが帰ってきた。写真は5月15日に撮影、既に卵が二つある。同じハトかどうかはわからないが、こんども雉鳩(きじばと)でマスターの観察では「羽根の柄からどうも2002年のあの娘らしい」、毎日まじめに卵を抱いている。 調布市は2003年からゴミの分別収集が始まり、天敵のカラスはうんと減ったが、腹のへった彼らは以前にもましてハトの巣をねらうことだろう。人の出入りの多いここなら安心だ、ヒナがかえるのが楽しみである。
5月25日、ヒナがかえっているのが確認された。2,3日前かもしれない。2羽いる、順調のようだ。5月28日、この日は久々に出演する原朋直のライブ、行ってみるとヒナはずいぶん大きくなっていた。どの鳥もそうだがヒナのときの食欲は旺盛だ。2羽が競うように母親からえさをもらっていた。
6月4日、ヒナの成長は速い。もう産毛はほとんど見えない。この頃になると、昼も夜もほとんど親の姿は見えない。元気に育っているところをみると早朝に餌をもらっているらしい。巣立つ日も近いが今夜は美野春樹のピアノをゆっくり楽しんでくれ。あさってには秋吉敏子もやってくる。
6月5日、2匹の子どものうち大きくて元気のいい兄貴の方が巣立っていった。できの悪い弟は巣立つつもりが下の床に落ちてしまってうろうろしていた。親が近くの電線に止まって心配そうに見ている。マスターがこのヒナをかかえて巣に戻してやると親は安心したのかどこかへ飛んでいってしまった。
6月6日、この日は秋吉敏子のライブ。終わって大方のお客が帰った頃、秋吉さんはこの弟を見つけてしばらく声をかけていた。「かわいいわねっ」。この写真は残った弟の方。 これまでマスターが店を開けるとほとんど毎日この弟は飛ぼうとしたのだろう、下に落ちて床をうろうろしている。その都度巣に返してやると落ち着いて静かになる。どうも朝早く巣立ちの練習をしているらしい。元気なところをみると餌はもらっているらしい。ある日、この子は駅のホーム(京王線柴崎駅)にまで出かけてマスターがあわてて身受けに行ったことがある。6月10日、この弟もやっと巣立っていった。
6月28日、もうハトは当分こないと思っていたら、また親鳩が帰ってゴソゴソしている。よく観察するとまた巣作りを始めたらしい。2,3日すると2つ卵を産んで抱えだした。写真は7月7日に撮影。親がごそごそ動くのでそろそろヒナがかえるのかもしれない。
7月17日、ヒナが孵ったようだ。覗くとすぐに親の胸にもぐりこんでしまう。
7月18日、親の留守をねらって撮影。親のいない日中はいつも眠っているらしいが、少し触ったくらいでは起きない。手で何回か頭を撫でたら一匹が起きてくれた。マスターはときどき手のひらに乗せて遊ばせているらしい。
7月24日、かなり大きくなったがまだ産毛だ。昼の間親はほとんど巣に戻らない。ヒナの撮影はできるがなかなか目を覚ましてくれないので、からだを「いじくりまわして」起こした。
8月2日、しばらく間をおいて行ってみたら姉(?)の方は前日さっさっと巣立ちしたそうで、弟の方がさびしく座っていた。もう飛べるが自信がないらしく、朝マスターが店をオープンしたら足元をうろうろしていたそうだ。手のひらに乗せて巣に戻してやるとそのままおとなしく鎮座していたようだ。
8月4日、この日は巣を飛び立ってさくらんぼのまわりをうろうろしていた。行ってしまうのかな、と思ったら玄関の横にある窓のさんで夜を過ごすらしい。まだ自信がないのか。翌朝、店をオープンしたときはもう何処にも姿は見えず無事に巣立っていったらしい。 やっと一連のハト騒動も一段落だが、蔦(つた)の中にハトがいないのは何となく寂しい気がする。写真の中の多くはケータイで撮ったものだが十分使える性能を持っている。
8月11日、一連のハト騒動が一段落、と思ったらまた卵を抱いている。精力絶倫の夫婦らしいが脱帽である。いや、うらやましい?ハトは年に数回繁殖をすることもあるそうだ。今回は新しい巣は作らずリホームしたようだ。前回のヒナの糞や汚れた小枝がたくさん落ちていた。 |
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2002年 さくらんぼのプロムナードは赤レンガのシックな建物である。 6月の初旬、玄関の上に茂っているアイビー(蔦、つる科の植物)の茂みに鳩が巣を架けた。卵は2個あるらしい。つがいの2羽が交代で卵を抱いているそうだ。 6月の終わりに鄙(ひな)が生まれた。2羽いる。誰が言ったのか「ハトの赤ちゃんを見ると幸せになれる・・・」。 あまり刺激を与えてもいけないので抱卵中にワンカット、雛がかえってワンカットをハトにウインクして撮らせてもらった。2回とも、ハトは意外に冷静にポーズを取ってくれた。 巣立ちの前にもう一枚撮らせてもらうようにお母さん鳩に頼んでおいた。 ここならカラスに狙われる心配もなさそうだ。
6月初旬、抱卵中の親ハト。 毎日、ジャズを聴きながらリラックスして抱卵を続けている様子が表情からよくわかる。
6月30日、雛がかえって5日目くらい。2羽とも無事に育っているようだ。 成鳥(?)したら音楽好きのハトになるに違いない。 鳩のあかちゃんを見た人は幸せになれる!
4日後、7月4日に行ってみたら2羽ともすくすく成長している。 親は見当たらない、いつ餌をやるんだろうと気になるところだ。
すくすく成長した雛は東京に台風6号がやって来た日(7月9日)に巣立っていった。7月12日に雛の一羽がかえってきてマスターの腕に止まったそうだ。「ありがとう」を言いたかったに違いない。 達者で暮らせ! かくして、さくらんぼのスタッフと常連のお客を巻き込んだ「ハト騒動」は一段落した。 「ハトはまた来るよ・・」、「そうだよね・・!」 みんな拍子抜けしたような様子で静かにジャズを聴いていた。(2002/07/13) |