Invitation to the Jazz Live
Report 25
さくらんぼ・ジャム・セッション

Jam Sessionの様子
 暖かい陽射しになっても風はまだ冷たい。今日は、サクランボのジャム・セッション。
 ホストメンバーは向井滋春(tb)、元岡一英(p)、山下弘治(b)と田鹿雅裕(dr)、豪華メンバーである。サクランボでは若手ジャズメンのために年2,3回のジャム・セッションを行っている。


今夜のホスト・向井滋春
 ジャム・セッションとは
 セッションとは「一定期間の開催(演奏、会期)」という意味。例えば三日間連続して開催される一連のコンサートを総称して「このセッション」と呼んだりする。また「初日のセッション」などといえば一塊(ひとかたまり)の演奏をさす場合もある。ジャズのジャム・セッションは「ごちゃ混ぜの演奏、すなわちプロ・アマを問わず誰でも参加していっしょになって演奏する」くらいの意味である。
 ナイトクラブで毎夜有名ミュージシャンが出てジャム・セッションが行われている。そこに名も無いトランペッターが参加して、腕を磨き、最後には認められて一流のジャズメンになる、こんなサクセスストーリーをどこかで読んだことがある。したがって、ジャム・セッションとはプロといっしょに演奏して腕試しをする、くらいの意味が一番適していると思う。

 今夜は向井滋春のセッションのせいか参加者の中にはトロンボーン奏者が最も多く8名、内女性が3名。あとはフルート、ピアノ、ドラムス奏者が各2名、ドラムス、ピアノの各1名を除いて全て女性。ベース、ギター奏者が各1名は二人とも男性。

 定刻に始ったセッションは、曲名がアナウンスされる度にアマチュア奏者がプロの間に入ってソロセクションを受け持つ、こんな具合で十数曲が演奏された。休憩をはさんで約3時間、参加ミュージシャンはみなそれぞれの演奏と楽しんでいるようだった。サックス奏者は一人もいなかったが遊びにきていたプロの川村ヒロミツが2,3の曲に加わった。

 セッションに参加しない、いわゆる一般客は十名くらい、ジャズ好きの常連客が多くみられた。普段のライブとは一味違った雰囲気の楽しい時間を過ごしていた。うまい、下手、いろいろあっても自分の解釈で聴く、ジャズの楽しみ方のひとつだろう。休憩中はあちこちでブーブー練習に余念のないプレーヤーが多く、少しうるさいがこれはジャム・セッションの大きな特徴であり、主役がミュージシャンであることを忘れてはいけない。2 Mar 2003 T.Kubo

Host Members
元岡一英(p) 山下弘治(b) 田鹿雅裕(dr)