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「ザ・ジョイフル ブラス」 ザ・ジョイフル ブラスは2年前に結成された、リーダートロンボーンの苅込博之が中心のブラス中心のジャズバンドである。ジャズバンドとしては珍しい、管楽器だけのメンバーにドラムを加えた構成である。ピアノもベースもないユニークな存在のバンドといってもいい。ブラス中心といっても演奏レパートリーは広く、モダン、スイング、デキシー、マンボやラテンをこなしてしまう実力派である。特にデキシースタイルの演奏は40曲を超えるレパートリーがあるという。メンバーは若手が中心、リーダーの苅込博之やトロンボーンの橋本佳明は自分達で曲のアレンジに挑戦、それができてしまうのはこのバンドの強みだろう。中でもトロンボーン奏者の橋本は作曲も積極的に手がけており、この日も彼のオリジナル「サンセット」や「ミッドナイト」を披露してくれた。もうひとつ「サンライズ」という曲が加わった3部作の組曲で、武蔵野の今、多摩川のサンセットや深夜の中央ハイウエーをイメージして作った組曲だそうだ。 このバンドの大きな特徴は何といってもチューバの家中勉、日本一のチューバ奏者と呼ばれるたけあってその演奏には迫力がある。これぞ、チューバと訴える魅力たっぷりの演奏は聴きものである。クラシックオーケストラのチューバをこなし、デキシーやスイングも任せろというのだから凄い。リクエストに「チューバのバリバリある曲を!」との声もかかったが、このバンドにおける彼のチューバの存在はどの曲にもそれが当てはまってしまう。さらにたっぷりソロも披露してくれた。チューバの不思議な調べに取り付かれた人も少なくないだろう。サクランボの常連にも確実にチュ−バファンは増えているように思う。この夜は3ステージでブラスによる新しいジャズの響きを夜が深けるまで堪能することができた。12月28日にまたやってくるという、楽しみがひとつ増えた。 2002 31 Aug. T.Kubo |
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| 家中勉(Tuba) | 荒張正之進(Dr) | 橋本佳明(Tb) |
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| 苅込博之(Tb) | 菊地成造(Tp) | 牧原正洋(Tp) |