Report 40 |
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悪い日にライブが重なったものだ。今日はお盆の中日、土曜日とあって観客は少なかった。 片岡雄三は、片岡輝彦(ニューハード・リードトロンボニスト)を父に持つ若手ナンバーワンのトロンボニストである。その才覚は既に高校時代に芽生え、ニューハードのトロンボーンピンチヒッターとして吹いたこともある。よく天才トロンボニストと言われるが、父輝彦によれば朝から晩までその練習量はすごいものだったらしい。やはりそういった努力が彼の現在を成し得ているものだろう。もう18年ジャズ畑でトロンボーンを吹いているが、最近はクラシックにも興味を持ち始め、時々ひとりで練習をしているそうだ。 まだ童顔の彼は話していても大変素直で、聞いたことにも的確に答えてくれる、大変礼儀正しい青年である。国際派の塚原小太郎との息はぴったりで、デュオで2時間を持たせてしまう、そんなライブだった。目を閉じて彼のトロンボーンの調べを聞いているとニューハードの親父輝彦に似たトーンが聞こえてくる。さくらんぼによく出演する若手トロンボニストとは、ひと味もふた味も違う実力の持ち主だ。 二部は観衆からのリクエストに終始した。雄三は曲名を聞いてもピンと来ない、そんな時塚原がピアノでメロディーをさらっと流す、あぁ、あれかと合点し演奏が始まる。さすがにジャズミュージシャン、アドリブをうまく加えて形のあるものにしてしまう。二人ではさびしいのでと、マスターのジョージ・岡田がひっぱり出される一幕もあった。12 July 2003 T.Kubo |
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| 塚原小太郎(p) | 片岡雄三(tb) |