Invitation to the Jazz Live
Report 49
美野春樹ピアノトリオ


 

 相変わらず熱い9月が続いている。
 美野春樹ピアノトリオは今夜で3回目のサクランボ出演、「Jazzで聴く! ユーミン・クワタ・陽水」と題したライブでよく知られている。このバンドは結成以来25年になるそうで、あまりライブはやらない典型的なスタジオ・ミュージシャンで、CDだけでも既に12枚、トーマス・ハーデン・ピアノトリオの名前で販売されている。人気があり相当売れているそうだ。出演ミュージシャン:美野春樹(p)、ミルトン・富田(dr)、加瀬達(b)。
 一部は「Jazzで聴く! クラシックメロディ」とでも言うのか、誰もが知っている旋律をジャズにアレンジして聴かせる、実にすがすがしい演奏だった。何でも素晴らしい演奏にしてしまうのがジャズである。
 バッハの♪インベンションに始まり、モーツアルトの♪シンフォニー40番、♪きらきら星、マーラーの♪5番、さらにブラームス、ドボルザークのバラード、アダージョが続き、ショパンの♪戦場のピアニストでクライマックス、これで一部が終わるのかと思ったら今度は竹内マリアの「♪毎日がスペシャル」、実は今夜の観客の中に93歳のご婦人がみえていて「93年間の毎日がスペシャル、どうぞこれからも毎日がスペシャルでお元気に!」と美野がエールを送って第一部を締めくくった。

 第二部はライブの題名通り、ユーミン、陽水、クワタ、宇多田ヒカルなどのヒット曲をジャズで聞かせる恒例のパターン。これが陽水の曲か、ジャズとは不思議な音楽ではある。
 今夜は、最近「宮間利之とニューハード」のリ−ドトランペッターに復帰した岸義和が仕事の帰りに立ち寄ってくれた。フィナーレはこのピアノトリオの岸義和が加わって「枯葉」、澄んだトランペットの音色がいつまでも響いていた。13 Sept 2003 T.Kubo

美野春樹ピアノトリオ + 岸義和 on 13 Sept 2003
加瀬達ミルトン・富田
美野春樹岸義和