Invitation to the Jazz Live
Report 15
宮間利之とニューハード Live Take 13


相変わらずエネルギッシュな「宮間利之とニューハード」ライブ

 今やビッグバンドを聴くチャンスはそう多くない。
 日本を代表する「宮間利之とニューハード」が年二回定期コンサートを開いているのは大変心強い限りである。結成52周年を迎えてますます勢力的な演奏活動を続けているこのバンドに心から声援を送りたい。今夜もバンマスの宮間さんはとても80才を超えたミュージシャンとは思えないエネルギッシュな振りで観客を魅了していた。選曲、構成のよさにはいつも感心させられるが、これはこのバンドの歴史からくる観衆を魅了するノウハウの積み重ねがそうさせるのだろう。宮間さんも司会者も何も言わないが、新しい志向の演奏が随所にみられ「やってくれるな」と心に叫んだ聴衆は少なくないだろう。今夜はボーカルを加えたこともさることながら、サックス奏者全員によるフルートの協奏などはこのバンドならではの実力を示している。「ジャズ、それは多彩なスタイルを生み出すサウンド」、このサイトのキャッチであるが、演奏スタイルの進化が覗える時間だった。

 児山紀芳(こやまきよし)、このライブのマイクコントロール(MC)をしている司会者だ。彼のMCは絶妙といっていい。小さなライブではミュージシャン自身がMCを兼用するのが常で話が支離滅裂、駄洒落の連発など、まぁ演奏がよければどうのこうの言うこともないが、児山さんのトークはジャズ識者としての馨りが少ないトークの中にも滲み出ていると思う。また、突然ミュージシャンに振る短い対話は聞いていて気持ちがいい。ニューハードとその歴史を知り尽くしている彼だからこそできる芸当だろう。
 7PMにスタートした今夜のR's Art Courtは超満員とは言えないまでも、十数人の立ち見の観衆がいるほどの盛況だった。第一部はジャズのスタンダード、二部がクリスマスソング・メドレーから始まるお好みコンサート、実に楽しいひと時を過ごすことができた。次のコンサートは半年先かもしれないが必ず来ようと思った。女性ボーカルは華やかで良かったが、無理に持ってこなくてもニューハードの魅力は変わらない。13 Dec 2002 T.Kubo

★宮間利之とニューハード ライブのお知らせ
  2003年 1月25日 「ビッグバンド・フェスティバル」 日比谷公会堂

  前売・予約・お問合せは
  ニューハード音楽事務所(03-3403-0565) または
  さくらんぼ(0424-88-0626)

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