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「スライド・アライアンス」 トロンボーンは何本あってもみごとに調和する不思議な楽器である。かつて、上野に世界のTOPトロンボーン奏者が100人集まって「100トロンボーン・コンサート」が開かれたことはよく知られている。 スライド・アライアンスは5本のトロンボーンにピアノ、ベースとドラムを加えた8人編成のユニークなジャズバンドである。スライド・アライアンスのライブはこれで2度目だが、演奏を聴いているとビッグバンドを彷彿させるものがあるから不思議だ。トロンボーンのハーモニーの魔力なんだろう。バンマスはバストロンボーンの福澤知成であるが、三塚知貴がいつも司会を務めている。話の内容は支離滅裂だが、聴衆をひきつける語り口は聞いていてなかなか楽しい。メンバーが全て若手ということもあってか、今夜のサクランボの聴衆は30才(?)くらい平均年齢が下がったのではないか。クラシックなスタイルで知られるサクランボのジャズライブに、若い、しかもレディがこんなに押しかけるとは驚きである。ロックコンサートと間違っているのではないかと一瞬思ったが、これは私の早とちりだった。私語ひとつなくジャズに聴き入っているヤングの姿は感動的ですらあった。ジャズがヤングにも確実に浸透していることは確かで、喜ばしいことだ。サクランボにはミュージシャン用の立派な楽屋(控え室)があるが、今夜はここも開放されヤングで溢(あふ)れていた。 司会の三塚知貴によれば、彼らのライブの日は決まって雨が降るそうである。そういえばこの春の神代植物公園のコンサートでもしとしと降っていた。昨日は、東京には珍しい大雨が一日中降り続いた、今日は朝から何とか持ちこたえたのが超満員の要因のひとつだろう。10月にはまた神代植物公園で野外コンサートを開くそうだ。今度はきっと晴れるにちがいない。 第一部は映画の主題歌やスタンダードナンバー、2部はニール・ヘフティ特集でカウントベーシー並みのトロンボーンの音色をたっぷり楽しむことができた。今夜の聴衆の中には、村上準一郎、橋本佳明、高橋朋史、高橋英樹の著名なトロンボーン奏者もいて、最後に各氏が飛び入りでそれぞれのソロを聞かせてくれた。ジャズライブの楽しみはこんなところにもある。ドラムの松浦宏之はニューヨークに修行に出かけるそうで今夜が最後の演奏となった。 神代植物公園の次のコンサートは10月14日(月・祝日)17:30スタート。 Sept 7 2002 T.Kubo |
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| 溝田聡 | 中雅志 | 三塚知貴 | 藤井裕樹 |
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| 福澤知成 | 板垣光弘 | 松浦宏之 | 鈴木克人 |