Invitation to the Jazz Live
Report 9
Tokyo Jazz 2002

 

 

 「TOKYO JAZZ 2002」
 東京スタジアムのイベント「TOKYO JAZZ 2002」に行ってみた。
 ジャズフェティバルといってもラテンあり、ニューミュージック ありでいささか戸惑ったが、それでも世界の音楽イベントを楽しむことができた。
 アリーナ席(芝生)は、食べ物の持込は一切禁止、飲み物はボトルの水だけが OKという、また録音、撮影は一切禁止という厳しいものだった。トイレも遠く、 途中3回もチケットのチェックを受けるというのには閉口した、子供連れには厳しいものがある。アリー ナ席といってもミュージシャンは豆粒ほどにしか見えず、巨大なスクリーンで彼らの表情を見るというもので、競馬場のスーパービジョンに慣れている私には違和感はなかった。むしろスタンド席の方が鑑賞には適していたかも知れない。本来サッカースタジアムという場所柄、仕方ないこととは言え常にバックスタジアムに反射したエコーがかかっていたのも人によっては気になるところだろう。

 ハービー・ハンコックのニュージャズライブは、この巨大なスクリーンにコンピュータによるイメージ模様を映し出すというもので、主催者側としては、「どうだ」と言わんばかりの企画だろうが、パソコンの普及した今日、聴衆には見飽きたスクリーンの模様で退屈以外の何物でもない。もっとミュージシャンの表情や演奏シーンを見たい、と思ったのは私だけではないだろう。音響効果は、さすがニュージャズと思わせるものはあった。


 ウェイン・ショーターのカルテッド(サックス、ピアノ、ベースとドラム)は、 クラシックなスタイルのライブで、これは多くのジャズファンを喜ばせたと思う。退屈させない何かがあり、40分の連続演奏でも、息つくひまもなく聴き入ってしまった。

 全体の印象は、ジャズライブというよりロックコンサートという雰囲気で、こういう広い会場では無理もないことだと思う。25 Aug 2002 T.Kubo